宮崎県延岡地区営農振興協議会ご来訪 宮崎県児湯普及協議会ご来訪 経営研修 就農応援

①宮崎県延岡地区営農振興協議会視察研修

 11月20日(水)延岡地区営農振興協議会のみなさまが視察研修におみえになりました。最近は、熊本県や宮崎県から視察研修が続いております。11月の下旬になりますとインキュベーションファーム倉庫での研修はやはり寒くなりましたね。みなさん熱心に質問をされておりました。

②インキュベーションファーム定例会

11月22日(金)インキュベーションファームの定例会が開催されました。
本日の定例会は、冒頭に市役所人権・部落差別解消推進課から講師を派遣いただき人権研修を行いました。しっかりと人権問題について学習し、正しい情報を把握して偏見や差別につながることのないように注意していくことが大切であると学びました。
研修では、いよいよ片付け作業を行うようになってきました。また、かんしょやヤマジノギクの収穫も行い、順調に出荷をしたという報告がありました。かんしょやヤマジノギクは、ピーマンとの複合作物の候補であります。
7期生は、次の定例会がいよいよ最後の定例会となります。ついこの前歓迎会でお話ししたことを鮮明に覚えていますが、2年たつのはほんとうに早いものですね。着々と就農に向けて準備が進んでいるようです。第7期生の研修修了証書交付式は、12月19日(木)に行われます。

③宮崎県児湯普及協議会視察研修

11月27日(水)児湯普及協議会のみなさまが視察研修におみえになりました。みなさんは、以前もこちらへ視察にみえており今回が2回目の視察であるとのことでした。今回は、「豊後大野市が研修生に対してどのような支援を行っているか、インキュベーションファームの卒業生がどのような感想を持っているか」という2点に絞っての視察研修でありました。市役所にて市からの説明の後に卒業生の圃場に移動し、卒業生へいろんな質問をされていました。
最後は、宿泊先である市内の旅館へお見送りをしました。反省会も市内のお店でされたとか・・・たいへんおつかれさまでした。また、視察を受け入れていただいたインキュ卒業生の御夫妻、お忙しい中たいへんありがとうございました。

④新農業者協議会経営研修会

11月29日(金)豊後大野市新農業者協議会の経営研修会が開催されました。豊後大野市新農業者協議会とは、市内の新規就農者を中心に組織されている団体です。この団体にはインキュベーションファームの卒業生はもちろんのこと研修生も加入しております。
昨年までは、講義を受けるような研修の形態をとっていましたが、今回は、新たな試みとしてフリートークを行いました。農業に携わって成功したこと、失敗したこと、地域での協力体制、雇用について班ごとに分かれて話をしました。みなさん終始笑顔で班長さんのリードのもとにそれぞれ意見を述べられていました。最後には次世代につながる人材の育成という項目で話をしました。次世代のことについて話をしていただくのは豊後大野市の将来を思ってくれているということであり、たいへん嬉しく思いました。
最後に豊肥振興局の普及員さんが、①技術をつけること②地域との共生の大切さを話されこの研修会の総括としました。会が終了してもみなさんお話はとまらず・・・
2月には視察研修も予定しております。農業を続けていくなかでこのような横のつながりはたいへん重要なことだと思います。またインキュベーションファームの研修生も先輩農家さんのお話が聞けてたいへん有意義な会になったと思います。みなさんおつかれさまでした。

⑤おんせん県おおいた就農応援フェア(大阪会場)

12月1日(日)おんせん県おおいた就農応援フェア(大阪会場)に参加をしました。大阪は、昨年の8月ぶり。
https://incubation-farm.jp/archives/1998/

前回は、あまりの暑さにびっくりした大阪でしたが、今回は新大阪駅に着くやいなや冷たい風が出迎えてくれました。
相談会場前では大阪マラソンが開催されておりにぎわっておりました。
相談会には、大分県から14ブースの出展がありました。今回の相談会の冒頭で体験発表をしたのは、インキュベーションファーム3期生の三重県出身の杉谷さん。杉谷さんは、就農4年目でご自身の経営はもちろんのことピーマン部会や地域においても活躍をされております。ご自身の経営、一日の作業日程、地域行事、就農のきっかけ、就農先をどうやってみつけたか、インキュベーションファームの紹介、農業の大変さ、農業の魅力、田舎暮らしの不便さと魅力、先輩農家の言葉、就農の現状と課題、就農を目指すにあたり重要だと思うことをていねいに説明してくれました。

「農業の大変さ」
・暑い、寒い
・休みがない。(作物は休まず生育している)
・台風・雪・豪雨・強風などの自然災害
・農薬や除草剤散布などの体によくない作業
・日焼け・虫刺され
・一緒にいる時間が長いので夫婦ケンカ多発
・害獣、病害虫、雑草との闘い
・体が資本(病気やケガのリスク)
・大きな失敗をすると収入がなくなる

「農業の魅力」
・経営は、100%自己責任
・やり方は人それぞれ 品目、規模、栽培技術
・仕事の奥深さ
・1年間無事に終えた時の達成感
・自然の中で規則正しい生活
・定年なし
・夫婦でお互いを補い、高めあう
・通勤時間が短い
・単純作業も多い
・作業配分を自分達で決めれる

何より、朝の空気の爽やかさや植物の成長を感じる等日々の仕事中や生活の中に感じる何気ない幸せがたくさんある。

帰りは、会場最寄り駅からから地下鉄で新大阪駅へ。テレビで見るようなぎゅうぎゅう詰めの満員電車でした。
新大阪から小倉までの新幹線。駅に到着するたびに案内のはじめに山口百恵さんが歌っていた「いいひ 旅だち」の「あーあ日本のどこかで・・・」の部分のメロディー♪ が・・・・

小倉から大分までは特急ソニック。
最後に大分から豊後大野市までは豊肥線の普通列車。
会場から自宅まで約7時間弱の長旅でありました。

関係者のみなさん、そして杉谷さん、たいへんおつかれさまでした。
ご来場いただいた相談者のみなさん、たいへんありがとうございました。