三重県鈴鹿市出身
杉谷真・佳菜 夫妻
豊後大野市にお世話になる2ヶ月前に主人と結婚し、インキュベーションファームでの研修と共に夫婦としての共同生活も始まって早2年。無事に2人で研修を修了し、農業者として新たなスタートを切る事が出来ました。
これもひとえに豊後大野市・農業公社・地域の皆様、里親先生、そしてインキュベーションファームの仲間たちのおかげです。
人生経験においても未熟な2人でしたが、多くの場面で支えて頂きまして本当にありがとうございました。
地元の三重県に住んでいた頃も全く農業経験がなく、主人が農業経営を希望した事をきっかけに生まれて初めて農作業などに取り組む事となった私には、本当に悪戦苦闘の日々でした。
それに加えて独身時代に親にまかせきりだった炊事・洗濯・掃除…今までの甘えが浮き彫りとなった2年間でもあり、己の甘えと葛藤した2年間でもありました。
研修を終えて独立した今、あらためて農業は「1人ではできない」仕事、そして「人との繋がり・輪の中で成り立つ」職業だと強く感じます。
TVなどの情報から当初描いていた農業のイメージは「人里離れた山奥などで黙々と作物を育て、自然の中で自由気ままに過ごす」という様なものでしたが、インキュベーションファームでの研修は「つてのない土地で、育てた作物を売りに出せる事がどれほど整った環境なのか」「身寄りのない土地で、畑や家の情報を与えて頂いて、そこをお借りして生活できる事がどれだけ感謝すべき事なのか」「同じ境遇で農業を志した同期・先輩・後輩がいて交流がある事が、どれほど心の支えとなり心強い事なのか」を痛感した研修でもありました。
農業者としては始まったばかりですが、「農業ほど人と関わる仕事はない！」と自信を持って言えます。
これからも、この2年間で得られた貴重な繋がりと経験を大切に、そしてまた新たな繋がりと経験を得られる様に、日々努力し知識や技術を身に付けて参ります。
そして私の1番の支えとなり、豊後大野市に導いてくれた主人のために、早く経営を安定させて近い将来に家族が増えたら…という目標も込めて。
杉谷夫婦を知って下さっている全ての方に「豊後大野市に来てくれて良かった！」と言って頂ける様に邁進していきますので、これからもよろしくお願いします！
