千葉県千葉市中央区出身
川井元・智美 夫妻
研修を終え「さあ本番！」いよいよ新規就農だ！
振り返るとインキュベーションファーム研修は、雪がちらつき寒風吹きすさぶ中、堆肥撒きから始まりました。初めてのことばかりで戸惑いもありましたが、親身になって教えてくださる指導員や一緒に研修する仲間の存在が、心強く感じられました。
ハウスの建て込みでは、筋肉痛で体がつらい日や、苗の定植後には、害虫や疫病などの被害に遭い大変でしたが親切な市内の農家の方からすぐに助言をいただき栽培を続けることができました。また、温度や水、肥料の管理に加え、病害虫の防除など肥培管理が収穫量に直結することがわかりました。そして、あっという間に２年間が過ぎました。
ピーマン栽培研修のほかにも、農業関係機関や里親農家の方々、新規就農の先輩方に農家の生活や農業経営などについて教えていただき、就農後の経営などについて考える機会を持つことができました。
また、研修中、特に印象に残っていることは、自分たちの育てたピーマンが初出荷を迎えたことでした。大変うれしく、それまでの苦労が吹き飛ぶような思いがしました。
研修を終えて感じることは、私たちにピーマン栽培を通じ、これからの生活に必要な知識や経験、人々との出会いといった多くの財産を築かせてくれたということです。私たちは、この大きな財産を今後も大切にしていきたいと思います。
研修終了後の就農には、学んできたことを実践する楽しみや新天地での暮らしへの期待でいっぱいですが、これまでの経験やいただいた指導を思い返しながら、二人で協力し、取り組んでいきたいと思います。
大分県では５人に１人が離農するといったデータもあり、まず第一に早期にピーマンで農業経営を軌道に乗せ、自分たちなりの暮らし方を楽しみ、将来ピーマン名人になれるよう頑張ります。
