研修生の声 大阪府出身 福井夫妻

セカンドステージ実現

大阪府茨城市出身 福井敏之・順子 夫妻

大阪府茨城市出身 福井敏之・順子 夫妻

 こんにちは!私はサラリーマン人生を三十年強で卒業し、豊後大野市でお世話になります。 私が五十五歳で決断したのには四つの理由があります。

 第一は、「自分の今後の人生は、自らの意思で自立し生活したい。」と考えたからです。サミュエルソンウルマンの有名な詩の「青春とは人生の一時期のことではなく、心のあり方のことだ。(中略)人間は年齢を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。」という一節が背中を押してくれました。

 第二は、農業は「食」を通じて社会に貢献し、光・水・空気・土(微生物)等と関る宇宙的で深い職業だからです。

 第三は、昨年五月に現地確認で大野町のインターを降りた時、その風景・空気・光に「本当に良い処だなあ。」と運命的な出会いを感じました。それは、自分の中の心地良い『原風景』を見たからかも知れません。

 第四は、三年ほど新規就農の為に各地での情報収集や『農業人フェア』等で色々と話を聞きましたが、その中でも豊後大野市の一体的なバックアップ制度は他に類を見ません。さらにスタッフの方々は大変熱心でお人柄も暖かく、安心して取り組めそうだと感じたからです。

 今後は自然を中心に、厳しく難しいことを多々味わう事でしょうが、一年生として「素直な気持ち」で取り組み、サラリーマン時代には到底できなかった夫唱婦随(逆かも?笑)で頑張ります。
 経営計画は「美味しく・安心・安全」な作物を生産・販売することを前提に、二年目で就農し(私達の研修は一年間)、三年目で黒字化し僅かでも納税し、二〇年スパンで地域に貢献できる『農業起業』を実現したいと思います。農業には、六〇歳定年も窓際(笑)もないでしょう?から。

 皆様、五十五歳の一年生をどうぞよろしくお願いいたします。

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