研修が始まって
福岡県筑紫野市出身 小関之浩・憲子 夫妻
私たちは、自然の中で季節の移り変わりを感じながら、頑張った分だけ収入が得られる農業というものに魅力を感じ、以前から、将来は農業で生計を立てていきたいと考えていました。
そんな時、インターネットで豊後大野市におけるインキュベーションファーム事業のことを知りました。
その後、市役所を訪れて、研修内容の説明を受け、里親農家においてピーマン収穫の短期研修を体験し、研修内容や就農までの支援が充実していることを実感しました。
こうして、農業で生計を立てていくと決心し、準備を進めたものの、開講式までは、農家出身でもなく、農業に接する機会もなく過ごしてきた私たちがやっていけるのかなと、不安もありました。
しかし、いざ研修が始まってみると、指導員や里親農家、地域の農家の方々が熱心に指導してくださり、不安が少しずつ解消され、次第に自分たちの力でピーマン栽培ができるようになりたいという思いが大きくなりました。
研修では、作業時の服装のこと、 農機具の使い方や土壌管理など初めて体験することばかりです。まだまだ、遅れをとらないようにと、必死に動くことだけで精一杯という感じで、一日の研修が終わる頃には疲れ果ててしまうこともありますが、最近では、お互いに農業のことや就農後のことを話したり、農業関係の道具や機械を置いている店を見て回ったりしています。
研修は始まったばかりですが、二年後には、自分たちが育てたピーマンをたくさん収穫できるように、また、農業で生計を立てられるように一生懸命取り組み、これから農業をしたいと考えている人たちの良き手本となるように努力していこうと思います。