西日本有数の生産量を誇る豊後大野市のピーマン。この夏秋ピーマンの栽培を学び、新規就農を目指す「豊後大野インキュベーションファーム」では、ファームの営農指導員とJAピーマン部会の方々が、農業で起業を志す方々を手厚く指導します!
研修生のサポート事業、宿泊施設や研修圃場(畑)も充実!
目次
豊後大野市インキュベーションファームについて
インキュベーションファームでは、毎年ピーマンで農業経営を目指す研修生を受け入れ、JAのピーマン部会やファームに配置した営農指導員等の指導で、西日本有数の産地を誇る夏秋ピーマンの栽培管理の実践研修や、農業簿記等の農業経営研修を行い、ピーマンを主とした農業起業者の新規就農を目指しています。
研修をスムーズに行うために、宿泊施設や研修圃場(畑)を完備、研修中、研修後の様々なサポートも充実。
平成31年度 インキュベーションファーム関連年間スケジュール
どんな野菜を作るの?(ピーマン・他)
研修では主に夏秋のピーマン栽培について学びます。豊後大野市は西日本有数のピーマンの産地です。
研修1年目は、豊後大野市の園芸振興に向けた主要戦略品目や重点作物等、その他の野菜の栽培も学び、新規就農のために必要な周年栽培の作型の習得を目指します。
※2年目は、ピーマンのみを栽培して、就農に向けた準備を行います。
※周年栽培の作型 一部例
園芸振興に向けた重点品目
研修体験してみよう
豊後大野市インキュベーションファームでは、本格的な実践研修を受ける前に、短期研修に参加して、豊後大野市の農業を体験。
研修では、ピーマン栽培の体験を通じて農業の大変さを実感し、先輩の農家と研修生の方との交流と意見交換、そして田舎暮らしの体験を行います。
期間:(3日~1週間程度)
短期研修を経て、毎年10月の審査会を通過したら、基礎実践研修を行う1年目の研修を受けることができます。
1年目の研修
インキュベーションファーム研修1年目は、新規就農のための基礎実践研修として、里親農家さんの指導による研修と営農技術基礎研修を行います。
- 1組1つのピーマン栽培用のビニールハウス(7.5アール)での栽培の基礎を学ぶ実践研修
- 県・市・JAの支援班による指導
- 里親農家さんの長年の栽培経験をもとにした高い栽培技術の習得
- 土壌の作り方、病害虫の予防と対策、肥料の知識、パソコンを使った農業簿記の習得など
*7.5アール=約750平方メートル
2年目の研修
インキュベーションファーム研修2年目は、実践研修として、模擬経営研修を行います。
この研修では、実際の農業経営により近い環境での研修となり、機械と施設は1年目と同じく無料で使用できますが、肥料・農薬資材などは自己負担となります。
また、研修終了後の新規就農のために農地や住居を準備する期間でもあります。
- 1年目の倍の15アールのビニールハウスを担当し模擬経営
- 就農のための準備、農地の確保、住居の確保
- 就農計画の作成など
*15アール=約1500平方メートル
2年間の研修を無事に終了できるのだろうか?と、
移住生活に対する不安がある方もいらっしゃると思います。
研修を終えた後、全国青年農業者会議で2位になり優秀賞(大分県大会では最優秀賞)を受賞したインキュベーションファーム2期生の麻生さん。
その麻生さんが研修を実施する前に記された「研修生の声」で、このように語っています。
そんな中、インターネットでたまたま目にした、豊後大野市のインキュベーションファームの政策、とても充実した内容で新規就農者をバックアップしてくれる体制。いてもたってもいられず、会社に休みをもらい相談に行きました。
知識も経験もほとんどない私たちは「農業がしたいです」と強い意志をぶつけたところ、市役所の皆さんは快く受け入れてくれて、丁寧に道しるべを記してくれました。夏に短期研修を行い、数ヶ月かけて手続き等を終わらせ、ついにインキュベーションファーム2期生として農業への道を歩み出すことができました。
知識や経験が無い方も、まずはお問い合わせしてみては、いかがでしょうか。
インターネットからの応募が可能な問い合わせフォームがあります。
募集要領
募集要領 詳細はこちら。
→[豊後大野市インキュベーションファーム 募集要領]
受け入れ審査の基準
- 短期研での態度を見させていただきます
- 2人以上の労働力が確保できているか
- 自己資金(生活資金)の確認
- 農業者としての身体的適正(猛暑での作業環境に耐えられるか)
- 永続的な就農の熱意
- 協調性 など
研修体系の紹介
短期研修
期間:3日~1週間程度
- ピーマン栽培の体験。農業の大変さを実感
- 先輩農家、先輩研修生との意見交換
- 田舎暮らしの体験
- 研修制度及び給付金制度などの再確認
支援・サポート
- 研修先、宿泊先施設を紹介
- 旅費・宿泊費の一部助成制度あり
審査会
審査会の実施:毎年10月
- 短期研修態度
- 2人以上の労働力確保
- 自己資金(生活資金)の確認(おおむね300万円程度)
- 農業者としての身体的適正
- 永続的な就農の熱意
- 協調性 など
研修1年目 基礎実践研修(里親研修・営農技術基礎研修)
- 7.5a/1組のハウスで栽培基礎実践研修
- 関係機関(県・市・JA)支援班による指導
- 里親農家による高栽培技術の習得
- 農業基礎知識(土壌、病害虫、農業簿等)の習得
支援・サポート
- 新規就農者育成総合対策(経営開始資金)
- 収穫物は公社の収入
- 宿泊施設の完備
- 営農指導員の配置
- 大型特殊免許取得
研修2年目 実践研修(模擬経営研修)
- 15a/1組のハウスで模擬経営
- (機械施設の無料使用/肥料、農薬資材等は自己負担)
- 就農準備(農地・住居)
- 就農計画の作成
支援・サポート
- 新規就農者育成総合対策(経営開始資金)
- 収穫物は研修生の収入
- 住居・農地の斡旋
- 宿泊施設の完備
- 営農指導員の配置
就農
就農開始1月~
- 就農地の決定(住居・農地)
- 認定新規就農者の認定
- 青年等就農計画の認定
支援・サポート
- 新規就農者育成総合対策(経営開始資金)
- ハウス等補助事業活用支援
一年間の動き・行事
こちらのぺージで農業機械の実習・ピーマンの収穫・調整作業 空き家見学会等、豊後大野市インキュベーションでの一年の動きや、行事を写真と一緒にご紹介しています。
→https://incubation-farm.jp/annual-schedule/
豊後大野市インキュベーションファームについてのお問合わせ・資料請求
[電話でのお問い合わせ・資料請求]
豊後大野市役所農業振興課 担い手支援係
電話:0974-22-1001
内線:2317,2318,2319