快挙!インキュ2期生の麻生君が・・・

快挙!インキュ2期生の麻生君が・・・

インキュベーションファームを平成26年12月に卒業した2期生の麻生君がやってくれました!

彼は就農後に豊後大野市農業青年組織(ZAC)に加入し、ピーマン以外の農業青年と色んな活動を展開しています。

その活動の中で、年に一度各県で青年農業者会議という大会が開催され、プロジェクト発表や、意見発表などを通じて農業青年の経営発展につなげたり意識の向上を目的としているものです。

で、麻生君は昨年の2月の大分県大会で最優秀賞を獲得し、同年7月に熊本県で行われた九州・沖縄地区大会でも激戦を制してこの度全国大会に挑戦することとなっていました。

写真は九州地区での受賞の様子。


全国大会は3月8日に東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、地区大会を勝ち上がった農業青年が一堂に会します。


午後1時。開会行事が執り行われ、いよいよ意見発表の部が始まります。発表の順番は4番目。

堂々と入場しマイクポジションを入念に確認。発表内容はインキュベーションでの里親先生との出会いと、就農後の師匠との出会いをまとめたもの。背景は採点基準を十分満たしていると思われますが、制限時間が7分30秒の中で納まるかが不安要素でした。

静寂のなか題名「おやこうこう」が始まりました。

「船を降りるとそこは一面銀世界・・・」持ち前の元気と力強さで、どんどんとホール内の聴衆を引きつけていきます。中盤までは好調な滑りだし。


しかし、中盤から徐々に麻生君のボルテージも上がり始め、マイクに一層近づき魂を込めて思いのたけを訴えます!贔屓目に見ても声量に圧倒され若干聞き辛さが残ったか・・・

発表時間は7分17秒。キッチリと限時間内に発表を終えるあたりは流石でした。


その後、北海道代表が麻生君と対照的に、冷静に落ち着いたイントネーションで自信満々の発表を見せ、やはり全国大会の場であると再認識。

さらに、その後の発表者もマイクが入らないハプニングにも冷静に対応し素晴らしい発表を行うなど全国制覇はかなり厳しいと感じました。

しかし、すべての発表が終了してみるとやはり麻生君の元気の良さ、大きな声の発表が恋しくなったのを感じました。

審査発表は翌日です。この日はこの後、プロジェクト発表が3会場で行われ、夕方遅くまで発表を聞き、その後東京都庁の45階で開催される意見交換会に参加し全国の仲間と交流を深めました。


9日。審査発表です。

第3位が発表される。「大分県麻生!」ではない!

これで残るは2位と1位。可能性は50%と勝手に思い込んでいました(^^)ZACのメンバーも一緒の思いでした。

第2位・・・「大分県 麻生」との発表!

全国制覇の夢は果たせなかったが堂々の全国2位!見事「農林水産省経営局長賞」を獲得しました。

昨年の2月から始まった麻生君の挑戦は、1位の農林水産大臣賞とはなりませんでしたが、全国2位の成績で長い1年を終えました。

麻生君、そして支えてきたZACのメンバー。大変お疲れ様でした。(^^)

ZACのメンバーと記念撮影。